2006年公開予定の次回作で、マット・デイモンがランス・アームストロングを演じるとSkyNewsがレポートした。デイモンはこの企画についてプロデューサーのフランク・マーシャルと交渉中である。
(29 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
ツール・ド・スイス中に肩をけがした為、ツール・ド・フランスも欠場したアレクサンドル・ヴィノクロフ(T-Moble)が、復帰した。8/4-8/8に行われるRegioTourに出場することになった。チームメイトのアンドレアス・クレーデンと共に、オリンピックへ向けて調整をしていく予定。
(29 July 204 CyclingNews 原文はこちら)
ベルギーのオリンピック代表が決まった。
ロードではフィリップ・ギルバート(FDJeux)、アクセル・メルクス(Lotto)、ペテル・ヴァン・ペテヘム(Lotto)、マルク・ワウテルス(Rabobank)、ヴィム・ヴァンセヴェナン(Lotto)の5名。
タイムトライアルにはペテル・ヴァン・ペテヘム(Lotto)、マルク・ワウテルス(Rabobank)の2名が出場する。
ティエリ・マリシャル(Lotto)とベルト・ローゼム(Relax)が控えとなる。
(27 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
ツール・ド・フランスの後は、7/28にオランダで、7/30にチェコでクリテリウムに出場する予定。8/1は実戦としてドイツ、Buhlでのペアタイムトライアルに、ジョージ・ヒンカピーと共に出場し、アメリカに帰国する。
(27 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
イタリアのガゼッタ紙によると、RabobankとCreditAgricoleの2チームがピエトロ・カウキォリ(Alessio-Bianchi,28)の獲得に興味を持っている、と伝えた。
(22 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
ツール・ド・フランス第6ステージのラスト1kmでのクラッシュに巻き込まれて、背中から激しく落車したが、骨は折れていなかった。
「これは本当にいいニュースだ」ハミルトンは7/20(火)に語った。「2、3日自転車のことを忘れることができる。今も毎日セラピーが組まれている。」
ハミルトンは来週から軽いトレーニングに入り、アテネオリンピックの前週に行われるクラシカ・サン・セバスティアンにエントリーすることも視野に入れている。
(22 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
マシュー・ホワイト(Cofidis)は7/3プロローグ前の試走で落車し、ツール・ド・フランスに出場できなかったが、骨折した右鎖骨も今は快方に向かっている。ホワイトは顔にもけがをして、眉を4針縫った。しかしながら、ホワイトは道路でのトレーニングを再開し、7月末にはアテネオリンピックの準備として再びレースを走れる見込み。
(20 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
RAGT Semencesのニコラ・レイノーが契約を1年更新した。
フローレン・バール(ES Cavaillon)は新たに2006年までの契約した。
(19 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
フランスから5人のオリンピック代表選手が決まった。
トマ・ボエックラー(Brioches la Boulangere,25)
リシャール・ヴィランク(Quickstep Davitamon,34)
ローラン・ブロシャール(Ag2r Prevoyance,34)
クリストフ・モロー(Credit Agricole,33)
シルヴァン・シャヴァネル(Brioches la Boulangere,25)
(19 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
7/7、アメリカのオリンピック代表5名が決まった。
ランス・アームストロング(USポスタル):2000TT銅メダル
タイラー・ハミルトン(Phonak):2000出場
ジョージ・ヒンカピー(USポスタル):今年で4度目の出場
ボビー・ジュリク(CSC):初出場
ジェイソン・マッカートニー(HealthNet):選抜レースで大逃げを決めた
(7 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
7/9、ツール・ド・フランス第5ステージ後のインタビューで、ランス・アームストロングがオリンピックに出場しないことを明らかにした。
(9 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
7/15、ランス・アームストロングに代わって、リーバイ・ライフェマー(Rabobank)が出場することとなり、タイラー・ハミルトン、ジョージ・ヒンカピー、ボビー・ジュリク、ジェイソン・マッカートニーの5人が正式にアメリカ代表となった。
(15 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
正式決定は7/19だが、現時点ではえマイケル・バリー(USPostal)、ゴードン・フレイザー(HealthNet)、エリック・ウォールバーグ(SierraNevadaCycling-TT3)の3人がエントリーされている。
(14 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
USポスタルのオランダ人選手、マックス・ファン・ヒースウィックが、新スポンサーのディスカバリーチャンネルプロサイクリングチームと2年の契約更新をした。7/12(月)の朝、監督のヨハン・ブリュイネルと合意に達した。
(13 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
*今回ファン・ヒースウィックはツールには参加していませんでしたが、ツールの最中にも監督は契約の話をすすめてるものなんですね。驚きでした〜 by Akemi
Phonakの2選手が契約を更新せず、新たなチームを探すことを選んだ。
現スイスチャンピオンのグレゴリー・ラスト(24)、ミカエル・アルバジーニ(24)はチームメイトでもあり、友人でもある。
(9 July CyclingNews 原文はこちら)
タイラー・ハミルトンが所属するPhonakがフロイド・ランディスの獲得に興味を持っている、とDe Telegraaf紙で伝えられた。ランディスは現在ランス・アームストロングの貴重なアシストであるが、USポスタルの全選手が近々契約満了になり、新スポンサーのディスカバリーチャンネルチームとの契約更新を控えていて、リーバイ・ライフェマー(Rabobank)も契約に興味を持っている。ランディスのような選手は非常に求められるだろう。
(8 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
FassaBortoloのフィリッポ・ポッツァートとマテオ・トザットの2人は、実際離れられない仲だ。それは今回のツール・ド・フランスでルームメイトだから、というだけでなく、イタリアのヴェネートでも20kmしか離れてないところにお互い住んでおり、通常のトレーニングパートナーでもあるからだ。ピッポ(*ポッツァートのニックネーム)についてトザットに聞くと、「僕はきれい好きなんだ。ポッツァートはいいやつだけど、ちょっと散らかすんだよね」と笑いながら答えた。
「あぁ、ほんとだよ・・・トザットより散らかしちゃうんだ。でもトザットはその事について責めたりはしないんだよ」とポッツァート。
ツールでのハードな日の後は、ピッポとマテオはMTVをみてくつろぐのが好きだ。もしTVがない時は、ヘッドホンで好きな曲を聴く。「リラックスすることは大切なことなんだ」といつも笑顔のポッツァートが言った。「僕たちはナーバスになりたくないからね!」
原文はこちら
イタリア人のオスカル・マゾン(VIN)が、Vareseでのトレーニング中に車と衝突、鎖骨を骨折した。手術を受けることになり、3ヶ月はレースに出られないだろう
(06 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
ツール・ド・フランドルの覇者ステファン・ウェーゼマン(Ger)が、スイスでのトレーニング中に落車し、右手を骨折した。7/3(土)にRabobankのロバート・バルトコと共にトレーニングをしている際に、車にぶつかったため。
「ウェーゼマンは数週間安静が必要だろう」とチームドクターがT-Mobileのサイトにコメントしている。
ウェーゼマンのオリンピック出場は疑問符がつき、このけががワールドカップ後半戦への努力をも危うくするだろう。
(05 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
オランダのオリンピックロードチームが決まった。
スプリンターのマックス・ファン・ヒースウィック(USP)をエースに、エリック・デッケル(RAB)、カルステン・クローン(RAB)、セルファイス・クナーフェン(QSD)が選抜された。ボーヘルト、デッケルはフリーで勝利のチャンスをうかがう。「もしオスカル・フレイレやエリック・ザベルのように集団の先頭に残ることができれば、ファン・ヒースウィックにもゴールスプリントのチャンスがある」と監督のGerrie KnetemanがANPに語った。
(20 July 2004 CyclingNews)
ロビー・マキュアン、ペテル・バンペテヘム、セルジュ・バゲの3人が、7/26(月)に契約更新にサインした。チームは、マキュアンのスプリントのアシストとして、トレーニングパートナーでもあるニック・ゲイツとの更新、アメリカのNavigatorsInsuranceCyclingTeamに属するヘンク・ボーヘルス(Henk Vogels)とも契約を考えている。
(28 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
ドイツ人のイェンス・フォイクトはビャルヌ・リース監督率いるTeam CSCとの契約を2006年まで延長した。「CSCで計画によって全てがすすむチームを知り、ホームのように感じている。ここではチームメイトは友人でもあり、リース監督はどの監督よりも自分のモチベーションの上げ方を知っている。契約ができて嬉しいよ」とフォイクトはコメントしている。
「イェンスはすばらしい選手だ。彼はシーズンを通してすばらしいリザルトを残しているし、このチームにぴったりあっている。彼はいつも非常にモチベーションが高く、レースの決定的瞬間を作り出す驚くべき能力を持っている。彼はこれからもっと勝利をあげると確信しているし、契約ができて嬉しいよ。」とリース監督はコメントしている。
(26 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
ツール・ド・フランス6連覇となったランス・アームストロングは、今週オランダとチェコでの2つのクリテリウムに出場することが決まった。各レースでは11万ユーロが支払われ、7/30に行われるプラハのWenceslas広場でのクリテリウムで、主役の1人となるだろう。このレースには、ジルベルト・シモーニ(Saeco)、パベル・トンコフ(ViniCardilora)、イゴール・ゴンザレス・デ・ガルデアノ(Liberty)、アクセル・メルクス(Lotto)も出場する予定になっている。800mのサーキットを100周以上する。
(26 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
昨日会場に来ていたロビン・ウィリアムスからのスペシャル賞がフロイド・ランディスに授与されました!17STでのすばらしい山岳アシストぶりを讃えてのものです。
(25 July 2004 CyclingNews 原文はこちら)
ツール・ド・フランス前にBrioches la Boulangereをやめたホセバ・ベロキがSaunier Duvalと契約をした。とAFPが金曜に伝えた。
ベロキの代理人Pablo Arregui氏は「全ての準備は整った。あとは2,3細かい事が残っているだけ。我々は契約の条件、継続に合意した。」とコメント。
ベロキは2005年までの契約にサインしたと思われる。
「2004ヴェルタ・ア・エスパーニャ、2005ツール・ド・フランス(SaunierDuvalが出場を確保できれば)を走ることになるだろう。すでにヴェルタに向けてのトレーニングを始めている」とArregui氏は付け加えた
(23 July 2004 Eurosport 原文はこちら)
当時ドーピングしていたことを認めたことにより、デイビッド・ミラーは2003TT世界チャンピオンのタイトルを剥奪されるかもしれない、とUCI(国際自転車連盟)が木曜に発表した。
「事実だと確認されれば、デイビッド・ミラーの世界タイトルは剥奪されるだろう」と、UCI本部のAlain Rumpfがロイターに語った。
「過去にもマウンテンバイクの世界チャンピオンJerome Chiotti(フランス)がドーピングを認めてメダルを失う、ということがあった。」とも。
Biarritzにあるミラーの自宅から、警察がEPO(*エリスロポエティン)の空の注射器を発見して以降、今月の初めにフランスの行政官が正式な司法調査に入った。レキップ紙のレポートによると、ミラーはハミルトンで世界タイトルをとった時、禁止薬物を所持していたと調査員に語った、とされている。
ミラーは今週の始めにCofidisから解雇されており、イギリス自転車連盟に出頭し最短でも2年の出場停止となる。
(22 July 2004 Eurosport)原文はこちら
*エリスロポエティンについてはこちらをどうぞ
「エラスはスタートしない。我々はエラスのコンディションを戻すことができなかった」と、LibertySegurosのマノロ・サイス監督が、17STスタート前にラジオ・マルカにコメントした。
「そうしたくはなかったが決定をしなくてはならなかった。我々はプロフェッショナルであり選手生活は続けなくてはならない」とも。
エラスは2000年と2003年にヴェルタ・ア・エルパーニャを制しており、LibertySegurosに移籍する前の2001〜2003年の間、アームストロングのツール・ド・フランス総合優勝を支えた。
アームストロングへの大きな脅威の一人になると期待されていたエラスだが、棄権を決定する前に、アームストロングに57分の差をつけられ、45位に沈んだ。
(22 July 2004 Eurosport)
15ST未出走としてイバン・マヨがトール・ド・フランスを去った。
「今日のステージは完走できないと思ったので、未出走の方がマヨのためだと決めたんだ」とジェネラル・マネージャーのミゲル・マダリアーガはコメントした。
マヨはツールがスタートする前はクライマーのスペシャリストととして、ランス・アームストロングの強力なライバルと考えられていたが、「全く力が残ってなかった」とマダリアーガは付け加えた。ウィルスに苦しんでいたとも。
15ST、火曜のバレルア〜ヴィラー・ド・ランスまでの180.5kmでは、本命の選手たちが動き出すアルプス最初のステージである。
6月のドーフィネ・リベレ8日間ではアームストロングに勝ったマヨだが、3STでの落車に巻き込まれて約4分のタイムロス、マヨのツールでの望みは大打撃を受けた。アームストロングは新記録となる6連勝へ向けてすすんでいるが、彼が13STで優勝した時、マヨは37分40秒も遅れてしまった。
(20 July 2004 Eurosport)
Roadcyclingというサイトにハミルトンの背中写真がのっていました。
(19 July 2004 Roadcycling.com)
JSPORTSに掲載されている「DailyPeloton」のPhonakレポートに、ハミルトンのリタイアに関する日記が翻訳されてますね。原文はTylerHamilton.comでどうぞ
(20 July 2004 DailyPeloton)
ハミルトン、リタイア時のインタビュー(300k/QuickTime バージョン)
Windowsの方、56kの方は7/17"Interview with Tyler Hamilton after Abandoning the Tour"をご覧ください。
(17 July 2004 LeTour Official "Daily Videos"より)
今回のツールでは、アームストロング基金が1$の黄色いブレスレットを販売しています。支援金を集めるという目的で。USP以外の選手(バッソとかポッツァートとか)もしてましたね。
http://www.laf.comで買えたので買ってみました。
100個パック、1000個パックもありますが(苦笑)、20個購入することにしました。各$1ですが、最低$25の寄付金(寄付無しでも買えますが)、送料を含めると、各200〜300円前後になると思われます。もちろん実費のみで、先着10名様にお分けしますので、メールでご連絡くださいまし。
10名になりましたので、締め切らせていただきます〜。
「雨と混沌のセオリー」[10 July 2004 VeloNews RiderDiariesより 原文はこちら]
どしゃ降りのツール・ド・フランスから
去年は1滴の雨も見なかったように思うけれども、2004年は母なる自然との戦い、といった様相を呈している。
ツールの前半はいつも退屈なものだというのが今までのセオリー。第1週はアクションというアクションがいっぱいだった。ついてないことに、興奮をよぶものは全てレース自体よりも選手のコントロールの及ばない部分ばかりだった。毎年天気がツールの議論の大部分を占めるけれども。昨年の熱波はまるで歓迎できないものだった。その点今年は集団に大波乱を引き起こす風雨が続いている。
道路に水がいっぱいになると、全ての物がどぶや測道から洗い流されてくるので、絶えず小石やごみの上を走ることになる。この4ステージで20以上のタイヤを消耗したと思う。クレイジーなことだ。
[ゴールラインの狂気]
金曜(*6ST)のゴールは昨年の第1ステージを思い出させて薄気味悪かった。あの時は残り500mで40人以上が落車した。集団がゴールスプリントに備えているときはいつも落車の危険がある。とりわけツールの第1週の間は、巨大なプレッシャーとものすごい危険にさらされている。スプリントの可能性のある全てのステージは大きくて、ストレートで、広い大通りで行われるべきだー選手のことは考慮されてないーと考えるからだ。
おそらくそれではTV向きではないだろうけれども、この2,3のステージのゴール近くで選手達が案内を必要としていた数多くのロータリー、中央分離帯、安全地帯、観衆、狭い道は、ほとんど無責任に近い状態だった。昨日は数メートルの幅の狭いゴールストレートに180近い選手がなだれむのが予測できなかったのはテクニカルディレクターの大きな計算ミスだ。昨年集団を崩壊させたあのつらい夜ぐらいクレイジーなことだ。
あの時点で包帯をした選手が数多くいるなんて前例のないことかもしれない。あんなに多くの選手が同時に負傷するのは見たことがない。僕のチームも例外ではなかった。ほとんどみんな昨日の落車に巻き込まれた。オスカル・ペレイロは起き上がると小指が90度曲がっていた。見ていておそろしいけれども、骨折はしていなかった、単に脱臼しただけだった。彼は運がいい。
僕はハンドルバーを越えて後頭部から落ちた。肩甲骨と背骨の部分をこすって傷つけた。骨から落ちたんだと思う。今朝のスタートではかなり痛かったけど、概して、かなりラッキーだったと思う。うまくいけば2,3日で良くなるだろう。
[集団での厳しい1日]
おまけに今日のラスト1kmも少しクレイジーだった。、残り10kmでアナウンスがあったから、ゴールストレートは昨日よりは少し思いやりがあったけどね。
沿道の観衆が道路の左側で発煙筒らしきものに火をつけていた。その煙で中央分離帯のバリアが見えにくかった。辛うじて見分けた選手もいた。こういうことの全てが僕たちがロータリーに頭からつっこんでいくことにつながる。深刻なけがを負った選手がいなかったのは本当に驚きだ。
ここのところ集団では厳しい日が続いているが、チームは毎晩夕食後にリラックスしようとしている。
食事の前はスケジューリングのメッセージ、整体、ドクターに包帯を巻いてもらったりなど大忙しなのだ。PM10:00を過ぎるまで空き時間は誰にもない。しかし昨夜まで、僕たちはみんな外で集まろうとしていた。チームバスはかなり快適で、ツールではここでレースのハイライトや映画を見たり、駐車場の外を一緒にうろうろしたりするのが伝統になりつつあった。
ちょっと変な話だけど、スタート前もフィニッシュ後も与えられた全ての時間を移動バスの中で過ごしてるんだ。でも家にいる瞬間に一番近いことなんだと思う。だから一種の転がるロッカールームなんだ。
明日もずっと風の吹くレースになりそうだ。うまくいけば少しは太陽が見られるだろう。
読んでくれてありがとう。
7/17(土)第13ステージ、205.5km地点でリタイアした。
ハミルトンは1週間前にアンジェでの落車(*6ST)により、腰を打っている。
金曜のピレネーでの最初の山岳ステージで、アームストロングの元チームメイトのハミルトンはディフェンディングチャンピオンに3分半のタイム差がつけられてしまった。
「スタート前、タイラーは自分は今日は登れないんじゃないかと心配していた。ひどい落車だったので第6ステージでクラッシュしたその日に無理にリタイアさせていたら、もっと悪いことになっていただろう」とチームのチーフUrs Fleulerがロイターに語った。
ハミルトンは金曜の第12ステージ後にラ・モンジで「落車してから、腰が痛いんだ。登りでは腰の力をよく使うだろう。」とコメント。
「自分自身という感じがしない。僕はただそこにいなかった。最初からどこか良くないことは分かっていたんだけど。チームの士気を下げてしまったことが残念。でもチームにはまだ別のオプションがあるよ」と付け加えた。
(18 July 2004 Eurosport)
*リタイアした13ST後のコメントはまだ発表されてないみたいです。Tylerhamilton.comも更新されていませんし。続報が出たらまたお知らせします by Akemi
ランス・アームストロング(USP)
「マイヨジョーヌを取り戻せたらもっと良かったね。スタート前はそのつもりだった。だけどボエックラーはちぎれては戻って、ちぎれては戻って、最後までがんばって自分で稼いだ。彼にはその価値があるよ。」
「バッソはすごく強くて、総合争いの脅威になるとみてるよ。総合ではほんの少しだけ上回っている。決して大きな差じゃない、だから気をつけなくてはいけない。イバンは好きだよ。彼は将来のツールドフランスのしょってたつ選手だしね。昨年USPのチームに誘ったくらいだよ。」
トマ・ボエックラー(BLB)
「昨日(12ST)表彰台に上がった時に、これで最後だと言い聞かせていたんだ。今日のステージではできるだけついていって、山岳は自分のペースでいこうと思っていた。自分に感動したのは本当だよ。今日までレースリーダーを守っていられるとは思っていなかった。マイヨ・ジョーヌが僕の本当の力を目覚めさせてくれたんだ。今の僕はミッションを達成したから、このあとのマイヨ・ジョーヌはおまけだね」
イバン・バッソ(CSC)
「信じられないくらい嬉しい。限界だったけどランスと一緒にフィニッシュできて嬉しかった。まだ道は長いしレースでもすることはたくさんあるけど、僕は良く走ったし自信も感じている。自分に何ができるか見てみるよ。今は1日1日を耐えて、毎日ベストコンディションでいられるよう集中してるんだ」
ビャリヌ・リース(CSC監督)
「この2日間でバッソがしたことは大変すばらしいし、彼が将来有望な選手であることを確認した。アームストロングが引退する時には、バッソがその王冠の継承者になりうるところを見せてくれたと思う。バッソは今年のツールで多くの事を達成できた。彼は集中していて、作戦にそってアルプスや最終タイムトライアルでもベストを尽くすだろうし、パリの表彰台にたてると思うよ」
イバン・マヨ(EUS)
「僕はツールに大きな目標をもってやってきたけど、今日は全く足に力が入らなかった。足は本当にだめだし、モチベーションは完全に下がっちゃったから本当はレースをやめようと思ったんだけど、チームメイトや監督にチームの為にもレースを続けようと説得されたんだ。残りのツールで何が起こるか分からない。この悪い走りは精神的にも大打撃になってる。ニームへの明日のステージの間どういう調子になるか、それから月曜の休養日を終えてどうなるか、でもレースを続けて行くことについては楽観できないね」
(18 July 2004 Eurosport)
イバン・バッソ(CSC)
「長い事ステージを勝てなかったけど、選手生活の中でこんな日がが来るといつも思ってた。今日は全てがうまくいった。今日(金曜)は僕の日になった」
表彰台を降りた後、バッソはこの勝利を2人の女性にささげた。1人は現在癌と闘病中の母親、もう1人は娘に。
「娘は今1歳半なんだけど、まだ彼女に勝利をささげるチャンスがなかったんだ」勝利に飢えていた時期にピリオドを打った安堵感につつまれたバッソのコメント。
アームストロングの総合優勝については、「見ている限り、疑う余地はないね:ランスは明らかに最強だ」
タイラー・ハミルトン(PHO)---トップから3'27"遅れの34位でフィニッシュ
「言い訳のしようがない、足が無かった。先週の金曜(*6ST)の落車以来背中に痛みがあって、座っていなくてはいけない(*ダンシングができない)から登りはさらに悪かったね。」
「がっかりしてるけど驚いてはいないよ。簡単なことじゃないけど、楽観的にいこうと思ってる。何よりも残念なのはチームをがっかりさせたことだよ」
ヤン・ウルリッヒ(TMB)---トップから2'30"遅れの20位でフィニッシュ
「最初の登りCol d'Aspinから分かってたけど今日はダメな日だった。ツールは終わったわけじゃないから、戦い続けるよ」
「自分が優勝できない事がはっきりしたら、チームで一番成績のいい選手の為に自分を犠牲にする準備はできてる(12STを3位で終えたアンドレアス・クレーデンは現在総合5位)」
「クレーデンは良く乗れてるからチームの切り札になりうるよ」
ランス・アームストロング(USP)---トップと同タイムの2位でフィニッシュ
「イバンはステージ優勝に値するよ。彼はとんでもなくいいヤツで最後の登りではものすごく強かった」
「彼と僕はずっと前から友人だ。バイクを降りれば今僕たちは、彼のお母さんの状況が癌に打ち勝つ事ができるかを調べる為に動いているんだ。」
「彼と共に山頂まで登っていくことは僕にとって特別なことだった。先週は彼のお母さんについて話す事はあってもレースについて話せなかったしね。」
「ステージ優勝はできなかったけど、僕にとっても嬉しいよ」
(16 July 2004 Eurosport)
第11ステージ、なくなった愛犬タグボートのIDタグを白いリボンに通して、首につけてレースを走るハミルトン(左の写真)
第12ステージでは、ちゃんとしたネックレスにつけていた(右の写真)
(CyclingNews Photoより)
「嵐の前の静けさ」[14 July 2004 CyclingNews PaoloBettiniDiaryより 原文はこちら]
CyclingNews読者の皆さんこんにちは。
さてツール・ド・フランスの序盤が終了した。そして飛行機で移動してかなり遅くにリモージュに到着した。おそらく見たと思うけれど、休養日の前の2ステージは自分にとって良かった。
Quimper(*8ST)ではたくさんアタックをしたしもう少しで勝てるところだった。残り1500mの最後の登りで飛び出したけど、振り返ると、マキュアンだけが後ろについているのが見えた。僕らは集団に対していい感じでリードを広げたけれど、ロビーは僕のために仕事をしようとはしなかった。だから下がることに決めたんだ。マキュアンをゴールまで連れていって彼が優勝するのを見てるだけになるからね。だから集団は僕らを吸収して僕がステージ優勝する機会を消してしまったんだ。ほんとについてないよ。でもコンディションは日々良くなっているから自信にもなってるよ。
さて休養日の話に戻ろう:リモージュではチームで2時間トレーニングをした。それから僕とたいていルームメイトになる、ダビド・ブラマーティと部屋でDVDを見てくつろいだ。彼はすごくいい人で僕とボーネンのためにすごく良く仕事をしてくれている。いつか彼にお返しをしてあげたい。休養日の後は、マシフセントラル(中央山塊)で僕のようなアタックする選手には理想的な地形だ。
Gueret(*9ST)のステージでは、がんばったけどうまくいかなかった。今日7/14はチームメイトのリシャール・ヴィランクが信じられないような素晴らしい日にしてくれた。彼はSaint-Flourまでの9つの山岳ポイントを全て穫って、このフランス革命記念日に、本当に大きな仕事をやってのけた。ブラーボー・・・リシャールにだったら喜んで山岳賞ジャージを明け渡すよ。彼はツールで7回目の山岳賞になろうとしているんだからね。そしてついに天気は寒さと雨の週を終えて変わって、太陽ともにレースができるようになった。この天気は先週とは全く別ものだよ!
読んでくれてありがとう
*落車は確認していませんが、ドクターカーなどにかかった選手達は以下の通り。
ミケル・プラデラ(IBB)---右太ももに痛み
デニス・メンショフ (IBB) ---右膝に痛み
ローラン・ルフェーブル (BLB)---右膝に痛み
ジェローム・ピノ (BLB) ---左膝に痛み
ジャン・パトリック・ナゾン (AG2) ---筋肉痛
ティエリ・マリシャル(LOT)---左膝に痛み
ルドヴィック・マルタン (RAG)---右膝に痛み
以下はペナルティ。
ゲリト・グロムザー(SAE)---200スイスフランの罰金と40"のタイムペナルティ:チームカーを風よけにして走ったので
CSC監督---200スイスフランの罰金:選手の風よけになるように走ったので
ミケル・プラデラ(IBB)---30スイスフラン:少しの間車を風よけにして走ったので
シルヴァン・カルザーティ(RAG)---30スイスフラン:少しの間車を風よけにして走ったので
(16 July 2004 CyclingNews)
*グロムザーが罰金でSaecoは罰金なしで、CSCはチームだけ罰金でなんだかバランスが良くないような気もしますが、見せしめというか、警告的な意味合いなんでしょうね。by akemi
恋人のMelanie Simonneauとの間に第1子が11月に生まれることを明らかにした。2人は先日婚約を発表したが、出会ったのは昨年のツール・ド・フランス。彼女は「クレディ・リヨネ・ガールズ」として表彰台で仕事をしていたのだ。
「魔法にかけられたみたいだ」とAssociated Pressに語った。
「彼女に話しかけるか電話番号を知る必要があった」
ヒンカピーはそれが何かに発展するとは考えていなかったが、それにもかかわらず彼女に短い手紙を書き、彼女の上司に頼んで渡してもらった。1年たって、23歳の彼女は5ヶ月の妊婦となった。
「3日前に女の子だと分かったんだ」
(15 July 2004 CyclingNews)
*ポディウムガールというのは期間中選手と個人的なやりとりをしてはいけない規則になっているらしいですね。
2人については1月にPezCyling Newsがしています
http://www.pezcyclingnews.com/?pg=fullstory&id=1935
180km地点で落車したセバスティアン・イノー(CA)---短時間意識を失う。サン・フルールの病院でX線検査をしたところ、5番目の脊椎を骨折していることが明らかになった。神経学的な合併症はなし。
引き続き検査のため病院に残る予定。(*下りのコーナー、内側に落車し側溝に落ちていた)
172km地点で落車したマティアス・ケスラー(TMB)---フィニッシュしてからサン・フルールの病院でX線検査をしたところ、体の左側9番目の肋骨が骨折していること、肺に打撲があることがわかった。(*下りのコーナー、外側にコースアウトし、有刺鉄線とくいのある所に背中を打ち付けるように落車)
ミケル・プラデラ(IBB)---第9ステージでの左膝の痛み
トル・ハスホフト(CA)---呼吸障害
クリストフ・ローラン(RAG)---消化器系のトラブル
アンヘル・ヴィシオソ(LIB)---ツール序盤で落車した際の右膝の痛みがひどくレースをリタイア
アレクサンドル・ボチャロフ(CA)---胃腸のトラブル
ダニエル・ナルデッロ(TMB)---虫刺され
セルジオ・マリナンジェリ(DMV)---右膝に痛み
(15 July 2004 CyclingNews)
*はakemiによる補足コメントです
7/14、フランスの革命記念日にあたる第10ステージを制したのはリシャール・ヴィランク。天を両手で指差しながらフィニッシュした。ゴール後のインタビューでは涙を流す一幕も。
「今日のステージの終盤は本当に苦しかった・・・だから勝ったことは自分にとってもチームにとっても本当に良かった」目をうるませるヴィランク。
「今日の勝利を2人の人に捧げたい。1人はジョエル・シャビヨン、彼は最近他界した。そしてマミーユ(ヴィランクの祖母、ドーフィネリベレ期間中に他界した為葬儀に出席できなかった)。2人のことを考えていたし、2人のためにも勝ちたかった。」
(15 July 2004 CyclingNews)
クルト・アルヴェセン(CSC)---数カ所の打撲
ミケル・プラデラ(IBB)---中央分離帯に激突
パオロ・ベッティーニ(QSD)---左手に痛み
ユーリ・クリフトソフ(AG2)---消化器系のトラブル
(14 July 2004 CyclingNews)
タイラー・ハミルトンは月曜の休養日を残念な形で過ごした。彼の愛犬タグボートが癌だったのだ。「ベストフレンドである愛犬、9年も一緒にいた、癌だったことは本当に残念だ」第9ステージのあとにコメントした。「昨夜遅くに知ったばかりだけど、明日には永眠させるつもりだ。僕にとってとても悲しい日になった・・・タグボートは僕にとって子供のようなものだった。今夜タグボートに会いに行くつもりで、彼にさよならを言う。それが命だ。タグボートとはすばらし時を過ごした。妻とは7年前に出会ったけど、タグボートとはさらに2年も前で、それから彼女に出会った。彼女はタグボートと非常に親密な関係を作った。ちょうどタグボートと妻と僕は、一種の基本的なファミリーだったんだ。」
「つらい。とても悲しいし人目をはばからずに言うなら、昨夜はたくさん泣いた。おそらく他の人は理解しないと思うけど、僕にとってタグボートは・・・タグボートとはとても親密な関係だった。タグボートと妻は僕の全てだ。明日僕は家族の1人を失うことになるので悲しい・・・僕たちはタグボートを王様のように扱った、確かに。タグボートは世界中を旅して、すばらしい人生を送ったと思う。」
(14 July 2004 CyclingNews)
第5ステージ(*木曜)での落車により、ツールを去ったペタッキだが、3番目の肋骨が骨折していて1ヶ月の安静が必要なことがその後の検査でわかった。月曜まで肋骨が折れているとは診断されなかった。これによりペタッキのオリンピックへの野望は絶たれたことになる
(13 July "004 CyclingNews)
第8ステージ中、犬が飛び出したことによって起こった落車で、デュムランは負傷しながらゴールまで走った。が、X線検査をしたところ、手術が必要なレベルの左肘骨折であることがわかった。これにより、第9ステージは出走しないこととなった
(13 July 2004 CyclingNews)
サミュエル・デュムラン(AG2)---左肘に深刻な打撲、詳しい検査を受ける予定
ヤネク・トンバク(COF)---左側に数カ所の打撲(左肘含む)
フレデリック・フィノ(RAG)---左肩にけが
シルヴァン・カルザーティ(RAG)---のどの痛み
ロビー・マキュアン---6ST落車によるひざの痛み
(12 July 2004 CyclingNews)
クリストフ・リネロ(RAG)に50スイスフランの罰金と20"のペナルティ。チームカーを風よけにして走ったため。
RAGT Semences - MG Rover監督に200スイスフランの罰金が科された。
ジルベルト・シモーニ(SAE)、リック・ベルブリュッヘ(LOT)が出走サインをしなかかったため100スイスフランの罰金
(11 July 2004 CyclingNews)
スヴェン・モンゴメリ(GST)---右鎖骨骨折、リタイア
アンドレア・ノエ(ALS)---右手首に痛み
アンドレア・ペロン(CSC)---右手首に痛み
タイラー・ハミルトン(PHO)---背中に痛み
イェンス・フォイクト(CSC)---虫刺され
ウナイ・エチェバリア(EUS)---右手中指に切り傷
パオロ・ベッティーニ(QSD)---右手小指にけが、土曜夜にX線検査の予定
シルヴァン・シャバネル(BLB)---背中に痛み
アンヘル・ヴィシオソ(LIB)---5STの落車による痛み
(11 July 2004 CyclingNews)
第6ステージでは2回落車に巻き込まれた。
13km地点で30名を巻き込む落車が発生。
「1度目の落車はレース序盤の典型的なもの。多くの選手が神経質になっているし風も強かったからね。自分の前に2人の選手が倒れた。ブレーキをかけたけど、どうすることもできなかった。バイクはその速さでは停まらないので行き過ぎてタイヤがいってしまった。そんなに悪くはなかった。腕と腰を切って。腰はちょっと曲がらなかったけど大丈夫。」とコメント
18km地点で落車
ランス・アームストロング
ロベルト・エラス
GST/FDJ/DMV/LOTの選手も巻き込まれる
レース序盤で落車
オスカル・ペレイロ(PHO)---指をけが、ゴール後病院で検査
ホセ・エンリケ・グティエレス(PHO)
ゴール前1kmで落車
レネ・ハーゼルバッヒャー(GST)---鼻骨とあばら3本骨折、リタイア
タイラー・ハミルトン(PHO)---背中から落ちて数カ所の打撲、骨折はしていない
ベルト・グラブシュ、オスカル・セビリヤ、マルティン・エルミガー(PHO)---比較的軽傷
ジルベルト・シモーニ(SAE)
シルヴァン・シャバネル(BLB)---背中にけが
クリストフ・ブラント(LOT)---メタドンでの薬物反応陽性によりレースを去る
第4ステージ、チームTTでのアンヘル・ヴィシオソ(LIB)のタイムが1h14'28"に、ヤン・フルスカ(LIB)が1h22'41"に修正された。チームカーから押してもらったため。
マイケル・ボーヘルト(RAB)に50スイスフランの罰金、+10"タイム加算、5ポイントのマイナス。
イヴァン・グティエレスZ(IBB)とクリストフ・マンジャン(FDJ)の2名にそれぞれ20スイスフランの罰金。チームカーを風よけにして走ったため。
USPの監督に200スイスフランの罰金。審判の指示に従わなかったため。
メディカルカーの進路をふさいだことでも200スイスフランの罰金。
マリアン・アリ(BLB)はタイムアウトで失格。基準タイム5h27'24"に対しアリは5h46'5"でフィニッシュしたため。
(9 July 2004 CyclingNews)
第6ステージ未出走。
マリオ・チポリーニも第3ステージでのクラッシュにより、落車の犠牲者となった。
チポリーニがけがをしたのは左足で、5月のジロデイタリアで縫った部分だった。
菌に冒され、微熱があり、激しい痛みを伴っていながら、第5ステージの間中もトラブルに見舞われた。これ以上自分のコンディションを危険にさらしたくないと考え、ツールを離れることを決めた。
(9 July 2004 CyclingNews)
第5ステージでの落車により左肩を強打したペタッキ。完走はしたもののゴールスプリントには参加しなかった。そして、第6ステージ未出走、ツールドフランスを去ることになった。
「続けることができず本当に申し訳ない。非常に残念に思っている。実は腕が上がらないんだ。昨年出場した時は今年より悪い状態だったけれども、どうにかツールの主人公になることができた。今は起こっていることを見ていることしかできない」とコメント
(9 July 2004 CyclingNews)
「残念ながら続けることができない。昨日の激しい落車で腕のじん帯を損傷した。動かせないんだ。
こういうコンディションにこの天気で、ツールドフランスのステージに臨むのは考えられない。自分にとっても他の選手にとっても危険になるだろうから。僕がフランスに来たのは良いレースをするためだったから、本当に残念だ。
結果は自分に悪い方に出た。ツールに対して準備がきちんとできていたので自信を持っていたことが。代わりに、ばかな落車をして、帰国を余儀なくされた。昨日は肩を骨折したと思ったから、立ち上がることもできずにステージをフィニッシュした。(*トップから13'30"遅れの後ろから5位)
一晩たてば良くなると思ったが、容態は悪くなってきた。僕はツールドフランスにマイヨ・ヴェールをとりに、できればステージ優勝をしに来た ー 落車で終わって見ることはできなかった」
(9 July 2004 CyclingNews)
2km地点
ロルフ・アルダグ(TMB)---両膝に切り傷、数カ所に打撲
カルロス・サストレ(CSC)---数カ所に打撲
104km地点で6名を巻き込む落車
アレッサンドロ・ペタッキ(FAS) --- 左肩を強打、数カ所に打撲
マイケル・ボーヘルト(RAB) --- 左腕を強打、数カ所に打撲
マヌエル・ベルトラン(USP) --- 左肘に切り傷
ホセ・ルイス・ルビエラ(USP) --- 左すねに深い切り傷
ホセ・アゼベド(USP)
アンヘル・ヴィシオソ(LIB)---あごと手に切り傷
128km地点
ルドヴィック・マルタン(RAG)---でん部に打撲
171km地点
ファビオ・バルダート(ALS)---右手に切り傷
軽傷、打撲が大勢
190km地点
大勢の選手が軽傷、打撲
(9 July 2004 CyclingNews)
雨のため、落車の多かった第4ステージのチームタイムトライアル。
公式声明によると、深刻なダメージを負った選手はいない
US Postal --- ベンジャミン・ノヴァルが昨日の落車の影響で脱落。
Phonak --- 5名パンク。遅れたのはサンチャゴ・ペレス、ニコラ・ジャラベール、マルティン・エルミガー、オスカル・ペレイロの4名
Balears --- ガルシア・アコスタが脱落
T-Mobile --- ロルフ・アルダグがパンク、集団が待ったため復帰。ジュゼッペ・グエリーニがパンクで、イワノフもメカトラにより脱落し7名でフィニッシュ
CSC --- イェンス・フォイクトにメカトラ。コーナーでイバン・バッソが落車、それを避けようとしたニキ・ソレンセンも落車して腕にけが、バイク交換。ソレンセンはその後も落車。カルロス・サストレ、アンドレア・ペロン、ニキ・ソレンセンが脱落し6名でフィニッシュ
Rabobank --- リーバイ・ライフェマー落車するも集団復帰、カルステン・クローン脱落
Liberty Seguros --- イシドロ・ノザル、アンヘル・ヴィシオソ、マルコス・セラーノ脱落で6名でゴール
Euskaltel --- 8名全員でフィニッシュ
Saeco --- ジルベルト・シモーニがゴール前2つ目のコーナーでステファノ・カサグランダと共に落車、チームメイトに7"遅れでフィニッシュ。ここで誤算だったのが、遅れた選手には新ルールのタイム差が適用されず、遅れたタイム差がそのまま総合のタイム差になったこと。チームは2'36"遅れの9位だったので、タイム差は1'30"だが、シモーニは2'42"の遅れがそのままタイム差に反映されてしまった。ダビド・ルースリ、ミルコ・チェレスティーノも遅れてフィニッシュ。
Alessio --- マニュス・バクステット、ファビオ・バルダートとマルティン・フバスティーヤがチームから脱落し6名でフィニッシュ
QuickStep --- セルファイス・クナーフェン、ダビド・ブラマーティ脱落
Credit Agricole--- 5名でゴール。パトリス・アルガン、ベノア・サルモン、ジュリアン・ディーン、セバスティアン・ジョリの4名脱落
AG2r --- サミュエル・デュムラン脱落
La Boulangere --- フランク・ルニエ、マリアン・アリ脱落
Domina Vacanze --- マッシミリアーノ・モーリ、マッシモ・ジュンティ脱落
Gerolsteiner --- 先頭を引いていた選手が最後のコーナーで落車。遅れたのはウーヴェ・ペシェル、ペーター・ウロリッヒ、セバスチャン・ラング、スヴェン・モンゴメリ。
Fassa Bortolo --- 8名全員でフィニッシュ
Lotto --- 8名全員でフィニッシュ
Cofidis --- 8名全員でフィニッシュ
RAGT --- エディ・セニュールがタイムアウト
FDJeux --- ブラッドリー・マクギー脱落
(8 July 2004 CyclingNews,Dailypeloton)
オーガナイザーの公式声明によると、FassaBortoloに1分のペナルティ。チームタイムトライアル中に選手同士が押してあげたのが原因。
チームカーの後ろで風よけ行為をしたことで、200スイスフランの罰金も科された。
RAGTでは、一人遅れてゴールしたエディ・セニュールが基準タイムよりも8分弱遅かったため、タイムアウト、失格となった
(8 July 2004 CyclingNews)
(チーム名の後ろの選手名はチームでの総合トップ、あるいは優勝候補)
14:15 Euskaltel-Euskadi [GC 101:イバン・マヨ+4'23"]
14:20 Credit Agricole [GC 94:クリストフ・モロー+4'14"]
14:25 Cofidis, le credit par Telephone [GC 85:ピーター・ファレジン+1'15"]
14:30 R.A.G.T. Semences-MG Rover [GC 72:シルヴァン・カルザーティ+0'56"]
14:35 Saeco [GC 71:ジルベルト・シモーニ+56"]
14:40 Lotto-Domo [GC 1:ロビー・マキュアン]
14:45 Alessio-Bianchi [GC 50:アレッサンドロ・ベルトリーニ+47"]
14:50 Brioches La Boulangere [GC 26:ジェローム・ピノ+36"]
14:55 Quick.Step-Davitamon [GC 13:トム・ボーネン+26"]
15:00 Domina Vacanze [GC 24:ミケーレ・スカルポーニ+33"]
15:05 Illes Balears-Banesto [GC 52:フランシスコ・マンセボ+47"]
15:10 Ag2R Prevoyance [GC 4:ジャン・パトリック・ナゾン+12"]
15:15 Gerolsteiner [GC 6:ダニーロ・ホンド+22"]
15:20 FDJeux.com [GC 74:クリストフ・マンジャン+58"]
15:25 Liberty Seguros [GC 57:ロベルト・エラス+51"]
15:30 T-Mobile Team [GC 18:ヤン・ウルリッヒ+31"]
15:35 Rabobank [GC 9:リーバイ・ライフェマー+20"]
15:40 Phonak Hearing Systems [GC 20:タイラー・ハミルトン+32"]
15:45 Team CSC [GC 3:イェンス・フォイクト+9"]
15:50 Fassa Bortolo [GC 2:ファビアン・カンチェラーラ+1"]
15:55 US Postal Service p/b Berry Floor [GC 5:ランス・アームストロング+16"]
(7 July 2004 CyclingNews Results)
クリストフ・リネロ(RAG) --- 助けてもらったため30スイスフランの罰金(*観客におしりを押されたのでは?)
Euskaltel - Euskadi --- 補給地点以外での補給食の支給により200スイスフランの罰金
(7 July 2004 CyclingNews)
140km地点、石畳セクションに入る約3km前、7人の選手をマキコッム落車があった。
イバン・マヨ(擦過傷)とイケル・フローレス(EUS)、マイケル・ロジャースとダビド・ブラマーティ(QSD)、ベンジャミン・ノヴァル(USP)、ゲリト・グロムザー(右膝に深刻な打撲:SAE)、マルコ・ヴェーロの7人。
ニコラ・ポルタル(AG2) --- 左膝に痛み
セルジオ・マリナンジェリ(DMV) --- 右膝に痛み
アンドレア・ペロン(CSC) --- 右手首に痛み
ステファノ・カサグランダ(SAE) --- 左手首に痛み
マルク・ワウテルス(RAB) --- 腰と膝の左側にけが
(7 July 2004 CyclingNews)
◆イバン・マヨ(Euskaltel) --- 落車して(*2003:5位、山岳でアームストロングを最も脅かすとみられ、総合を狙っていた)
「(落車について)どうにもできなかった。一人の選手がハンドルバーにぶつかった。運が悪かったとしか言いようが無い。でも今は、小さなミスによって、全てが台無しになってしまった。ツールのためにこの1年全てを準備に費やした。ライバルたちに大きくタイム差をつけられたので表彰台はかなり遠のいただろう。そしてライバル達は容赦なかった」
◆ロビー・マキュアン(Lotto-Domo) --- 総合リーダーに(*ステージ3位)
「むしろステージに勝ちたかった。でも、もちろんマイヨ・ジョーヌは悪くない慰めだよ。」
◆ヤン・ウルリッヒ(T-Mobile) --- ステージ18位(*2003:2位、優勝候補)
「マヨが落車によって大きくタイムロスをしたのは残念だ。しかしながら、今日の目標はライバルたち(マヨを含む)を引き離す事だった。目的は達成したけれども・・・」
◆ランス・アームストロング(USP) --- ステージ54位(*6連覇がかかる、タイム差はなし)
「このステージについては心配していた。今日はエキモフやヒンカピーのような石畳経験のあるチームメイトが不可欠だった。僕たちを石畳に入る前に集団の先頭に連れて行く事が彼らの仕事だった。落車しないように。それが彼らのしたこと。」
(6 July 2004 Eurosport)
「そしてツールは始まった!」[3 July 2004 VeloNews RiderDiariesより 原文はこちら]
リエージュにて
正式にレースが始まって良かった。ツールが始まるまでの日々はいつもこんな混乱状態みたいだ。もう止められない。いつもどこかで誰かと話している。本当に休憩したい時にその時間を確保するのに大忙しなペースだ。これからの長い3週間を過ごすにあたり、そのバランスを維持するのが一番重要なことだ。
チームでは火曜の朝(*6/30)に少し早めに集まってチームタイムトライアルのコースの後半を一緒に下見した。いつものことだが選手たちが走る順番を計算するのは少々難題だ。だから実際のコースを走っている間に、ちょっとしたことでも和を整えるチャンスを持てて良かった。
自分たちは午後を、2つのかなり重要なパーヴェ(*石畳)の盛り込まれた第3ステージの下見にも費やした。石畳はたったの2,3kmしかないが、かなり困難だ。トレーニングで乗っただけでも、そこら中でバウンドしている自分のバイクのハンドルをとられないようにしっかり握っていだけで、手にマメを作るには十分だ。誰もが本当のレースが始まるのはツールの後半からだと話しているけれども、そこにたどりつく前に越えなければならないハードルはたくさんあるだろう。
今日のプロローグのコースはホットケーキのように平坦だった。プロローグについては、必ずしも僕がスペシャリストとは限らない。もう少しテクニカルだったり少し登りがあったりする方がいいみたい。(*プロローグでは)長いストレートをより速く走れるだろうと、長めのクランクを試してみた、が、振り返ってみると、犠牲が大きかったかもしれない。Top10に残る方が良かったけれども、追求した結果だし、Top20以内で満足している。レースはまだ長い、だから今日失った数秒のことは自分を懲らしめるほどのことではない。
今日のレースでは新しいタイムトライアル用のバイクで走ることができた。BMCから新しくデザインされたフレームで、このメーカーはF1のチームとも仕事をしていて、スイスににあるカーボンファイバーのカスタムメイドのメーカーだ。ステムの必要をなくして統一されたフォークのデザインがこのフレームの特徴だ。だから見た目も感じもかなり違う。今まで乗った中で最もエアロダイナミックなTTバイクだ。
愛犬タグボートに代わって、彼の病気に際してお見舞いのメールなどをもらったことに感謝の意を述べたい。先週始め内視鏡の検査により複数の胃潰瘍ができていることがわかったこの潰瘍は、彼が受けていた薬物治療のアレルギー反応としてできたものだった。まだ毎日獣医のところへ治療に通っているが、ツールのピレネーステージの頃には十分良くなっているだろう。
Stive Vermautのご家族、友人に哀悼の意を表したい。StiveはUS Postal時代にチームメイトだった。一緒にレースをしたすばらしい思い出がある。2000年のドーフィネ・リベレでは僕のサポートをしてくれた。その年の総合優勝に大きく貢献してくれた。どんなに大変なレースだったか、そしてそのレースでどれだけ僕をサポートをしてくれたかは決して忘れない。彼はとても才能のある選手で、遺伝性の心臓病がなければ偉大なことを成し遂げていたことは確かだっただろうと思う。彼のキャリアと人生が閉じるにはあまりにも早かった。
第2ステージが終わったらまた戻ります。
読んでくれてありがとう。
◆カンチェラーラのルームメイト、ブルセギンのコメント
「カンチェ(ニックネーム)は良いルームメイトだよ。彼は本当にリラクッスしているし考えもまとまってるよ。ここにスイス人的な部分が出てる。でも彼はsimpatico(*スミマセン意味分かりません)で、それはイタリア人的な部分だね。カンチェがプロローグを勝ってから小さなパーティーをしたけど、ツールは非常に長いし集中し続けなくてはいけないからとても困難だよね。でも(カンチェラーラのマイヨジョーヌ)はチームみんなにとって大きな満足だったよ。」
◆アームストロング、第3ステージについてのコメント
「パーヴェ(*石畳)をチェックしに行ってきたよ。ツールドフランスが走るようなところじゃない、と考える人がほとんどだ。両方の見地は理解できるね。明日になってツールを終えてしまう選手がいるかと思うと、そしてそれが自分にもあり得ると思うと困難だね。そうなったら不名誉なことだ。」
しかしながらアームストロングはツールを5勝した選手であり、慣例にも多大な尊敬を抱いてもいる。
「同時に、パーヴェは本当にフランスの自転車競技の一部である。」と付け加えた。
「パリ〜ルーベは美しいレースだ。そういう風に見れば、パーヴェがなるべくしてツールドフランスのコースになったことを悟るだろう」
(6 June 2004 CyclingNews)
公式声明によると、ニキ・ソレンセン(CSC)、アンヘル・ヴィシオソ(LIB)がチームカーの後ろについて走ったという違反により、30スイスフランの罰金。
CSC/LIBの監督には100スイスフランの罰金が科された
(6 June 2004 CyclingNews)
セルジオ・マリナンジェリ(DMV) --- 右ひざにけが
ブラム・デ・フロート(RAB)、ステファノ・ザニーニ(QSD) --- 消化器系にトラブル
156km地点:ジャン・マテオ・ファニーニ(DMV) --- おそらく鎖骨骨折、リタイア
156km地点:アンドレア・ペロン(CSC) --- 右肩にけが
174km地点:フレデリック・ベッシー(COF) --- 右ひざ打撲
192km地点:ステファノ・カサグランダ(SAE) --- 複数箇所に打撲
ゴール前:ジミー・キャスペール(COF)、クルト・アルヴェセン(CSC) --- 複数箇所に打撲
以上が公式声明によるものですが、写真で見るとジルベルト・シモーニ(SAE) も右腿から血が出ていました。
(6 June 2004 CyclingNews)
ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアを同じ年に優勝するWツールの偉業を成し遂げた、イタリアの英雄マルコ・パンターニ。彼のニックネーム「海賊(Il Pirata)」のマークの入った、彼のトレードマークであるバンダナをしている選手をCyclingNewsで発見しました。ジャージはFassaBortoloのよう。チームには5人のイタリア選手。その中でも2001年までMercatoneUnoにいたマルコ・ヴェーロなんじゃないかと、推測するのですがいかがでしょう?
オフィシャルドクターの公式声明によると、落車は多かったものの深刻なダメージを受けた選手はないという。
マリオ・チポリーニ(DMV), オスカル・セビリヤとオスカル・ペレイロ(PHO), ジュリアーム・アウzyう(RAG), ディミトリー・フォフォノフ (COF), ベルンハルト・アイゼル(FDJ), アレッサンドロ・ベルトリーニ(ALS), ニック・ゲイツ (LOT) ベンジャミン・ノバル (USP)など。
ブラッドリー・マクギー(FDJ)は深刻な腰の痛みを訴えている
(5 July 2004 CyclingNews)
*記事に名前は出ていませんでしたが、写真を見るとマルコ・ヴェーロ(FAS)はバイクパンツが破けて左腿に血、タイラー・ハミルトン(PHO)は右肘と右腰に血が見えました(by @kemi)
第1ステージで、オスカル・セビリヤ(PHO)、ジュリアーム・アウジュ(RAG)と共に落車。3名共深刻なダメージはなかった。
「落車はスタートからそんなにたってなかったし、深刻な結果をもたらすものにはならなかった。チームタイムトライアルが終わってから、スプリントでの勝利を目指して行くよ。コンディションが少しずつ上がってきてるんだ」とコメント
(5 July 2004 CyclingNews)
安静時心拍数一番低い選手:サンチャゴ・ペレス(PHO) --- 31 bpm
肺活量が一番多い選手:ミケル・アスタルロサ(AG2) --- 7.98 L
体重が一番軽い選手:アレクサンドル・ボチャロフ(CA) --- 54.5 kg
体重が一番重い選手:マニュス・バクステット(ALS) --- 98kg
身長が一番低い選手:サミュエル・デュムラン(AG2) --- 158cm
身長が一番高い選手:ジュリアーム・アウジュ(RAG) --- 196cm
年齢が一番下の選手:フィリッポ・ポッツァート(FAS) --- 22 歳
年齢が一番上の選手:ヴィアチェスラフ・エキモフ(USP) --- 38 歳
平均身長:179 cm
平均体重:69.9 kg
平均肺活量:5.74L
平均血圧:122/69 mm Hg
安静時心拍数の平均:51 bpm
出場する188名は27カ国の選手、トップ10は以下の通り。
フランス:40名 スペイン:31名 イタリア:30名 ドイツ:15名 オーストラリア:10名
オランダ:8名 ベルギー:7名 アメリカ:7名 ロシア:6名 スイス:6名
(3 July 2004 CyclingNews)
オーガナイザーの公式発表によると、ウェアに関するルール違反により、マリオ・チポリーニに200スイスフランの罰金、DominaVacanzeには250スイスフランの罰金が科された
(4 July 2004 CyclingNews)
ツール・ド・フランスにエントリーされていたマシュー・ホワイト(初出場)が、出走4時間前にリエージュのコースを試走中に落車。ヘルメットをしていなかった為、頭部(右眉毛)に切り傷と鎖骨を骨折。急遽控えのピーター・ファレジンが出場することになった。
ファレジンはリエージュから約200km離れたYpresで、カーラリーを観戦しながら友人とビールを飲んでいた。プロローグに出場する連絡が入り、パトカーに先導されてリエージュ入りした。が、17:14のマシュー・ホワイトの出走タイムまで45分しかなかったので、17:56のジミー・キャスペールと出走順を交代した。ファレジンはホワイトのTTバイク、マシュー・ホワイトの名前は黒で塗りつぶしたゼッケンをつけてプロローグを走った。
ファレジンのつけたゼッケンはこちら
(4 July 2004 CyclingNews)
19人の元、現役選手、監督など関係者による優勝者予想がありました。
アームストロング8票、ウルリッヒ7票、ハミルトン3票、マヨ1票でした。
ブラッドリー・マクギー (選手): 1. Armstrong; 2. Ullrich; 3. Hamilton
ジャン・パトリック・ナゾン (選手): 1. Armstrong; 2. Ullrich; 3. Mayo
リシャール・ヴィランク (選手): 1. Armstrong; 2. Mayo; 3. Ullrich
Jean-Francois Pescheux (コース設定に関わったレース関係者): 1. Armstrong; 2. Ullrich; 3. Hamilton
Charly Mottet (元選手): 1. Armstrong; 2. Mayo; 3. Ullrich
Roger Legeay (CA監督): 1. Armstrong; 2. Mayo; 3. Hamilton
Thierry Cazeneuve (ドーフィネ・リベレのオーガナイザー): 1. Armstrong; 2. Hamilton; 3. Ullrich
パトリック・クルサード (フランスのサイクリング関係者): 1. Armstrong; 2. Ullrich; 3. Hamilton
Raymond Poulidor (元選手): 1. Ullrich; 2. Armstrong; 3. Mayo
ステファン・ロシェ (1987ツール優勝): 1. Ullrich; 2. Hamilton; 3. Mayo
Yves Hezard (元選手): 1. Ullrich; 2. Hamilton; 3. Mayo
ベルナール・イノー (ツール5勝): 1. Ullrich; 2. Armstrong; 3. Hamilton
Marc Madiot (FDJ監督): 1. Ullrich; 2. Armstrong; 3. Mayo
Bernard Thevenet (TV pundit、ツール優勝): 1. Ullrich; 2. Armstrong; 3. Hamilton
Jacques Augendre (ジャーナリスト): 1. Ullrich; 2. Hamilton; 3. Armstrong
Jean-Pierre Danguillaume (元選手): 1. Hamilton; 2. Ullrich; 3. Mayo
Ronan Pensec (TV pundit、元選手): 1. Hamilton; 2. Armstrong; 3. Ullrich
ローラン・ジャラベール (元選手): 1. Hamilton; 2. Ullrich; 3. Armstrong
Francis Van Londersele (COF監督): 1. Mayo; 2. Armstrong; 3. Hamilton
(2 July 2004 CyclingNews)
ツール・ド・フランスのプロローグを走る188選手は、主に昨年の総合成績を元に決められる。ツール5連覇中のランス・アームストロング(USP,32)は現地時間の19:08、一番最後の出走となる。
最後から2番目、アームストロングの1分前にスタートするのは、昨年2位1997年のチャンピオンであるヤン・ウルリッヒ(TMB)
最後から3番目にスタートするのは、昨年4位のタイラー・ハミルトン(PHO)
昨年のプロローグ勝者ブラッドリー・マクギー(FDJ)は最後から17番目のスタートとなる
(2 July 2004 VeloNews)
ドーピング違反の可能性があるとして、捜査を受けているディルーカが、ツール・ド・フランスのオーガナイザーから出場を拒否された。オーガナイザー側の捜査に関係した選手の出場を禁止するという決定を、ディルーカは受け入れないが、ツール側の決定も強固なものだ。ディルーカの代わりにスイス人のダビド・ルースリが出場する見込み。
ディルーカは今年の始めにイタリアのドーピング捜査で告発された14選手の1人
(2 July 2004 CyclingNews,Eurosport)
出場選手が固まってきた。以下の14名の選手が名簿にあがっており、7/19に5名が発表される。
ヤン・ウルリッヒ (T-Mobile-Team)
エリック・ザベル (T-Mobile-Team)
ステファン・ウェーゼマン (T-Mobile-Team)
ロルフ・アルダグ (T-Mobile-Team)
マティアス・ケスラー (T-Mobile-Team)
アンドレア・クレーデン (T-Mobile-Team)
ダニーロ・ホンド (Gerolsteiner)
セバスチャン・ラング (Gerolsteiner)
ウーヴェ・ペシェル (Gerolsteiner)
ミカエル・リッヒ (Gerolsteiner)
ファビアン・ウェッヒマン (Gerolsteiner)
イェンス・フォイクト (CSC)
ヨルグ・ヤクシェ (CSC)
パトリック・シンケヴィッツ (Quick Step-Davitamon)
(1 July 2004 CyclingNews)
ベルギーのチーム、Landbouwkrediet-Colnagoが少なくともあと2年はチーム運営を続けていくことが明らかになった。チームマネージャーのジェラルド・ブーレンスは「我々はベルギーチームの核であり続けたい、そして可能なら若い才能を引き伸ばしたい。だが本当のところは来年のツール・ド・フランスに出場したい。したがって国際的なチームであり続けることは重要なことだ」とコメント。
Landbouwkredietはプロツールライセンスの申請をしているけれども、ブーレンスはただ単にツールへの扉が開いているにすぎない、と言う。「なぜならUCI会長ベルブリュッヘンのプランに自分は激しく反対しているからね」
(1 July 2004 CyclingNews)