May 7, 2005

春のクラシック

日本での放送と時差があるため、ほとんどレポートをしなかった春のクラシックですが、少しずつ作ってみようと思います。
というわけで、「Spring Classics」というカテゴリーを作りました。日付もあわせるので、最近のエントリーには表示されません。カテゴリーの方でチェックしていただけるとありがたいです。
2月末に行われた"Kuurne-Brusel-Kuurne"をのせました。レース前後のニュースもこちらにのせていく予定です。

投稿者 akemi : 7:27 PM | トラックバック

April 1, 2005

トム・ボーネンとパオロ・ベッティーニ

Quickstepのトム・ボーネンは"Driedaagse van De Panne"第1ステージ(*3/29)に落車し、指を3針縫うけがをしていたが、"Ronde van Vlaanderen"(*ツール・ド・フランドル)ではエースとして走ることになった。
「ケガはOK。支障はないよ。」「石畳の上ではまだ痛みを感じるけど、日曜(*フランドル)の走りには影響ないね。」とDriedaagseのステージ後の記者会見でコメントしている。

また、ボーネンはパオロ・ベッティーニのアシスト無しで走ることになる。
のどの病気の影響で"Settimana Internazionale Coppi e Bartali"(*3/22)も欠場したため、経験豊富なベッティーニも今週はほとんど練習ができなかった。「体調は完全に回復したんだけど、Ronde Van Vlaanderenのような難しいレースを走るには今は弱すぎる」「不名誉なことではあるけれども、後半のクラシックにはトップコンディションにしておく必要があるから選択の余地はないんだ」とベッティーニのコメント。
(01 Apr 2005 CyclingNews)

投稿者 akemi : 5:33 PM | トラックバック

March 1, 2005

Kuurne-Brussel-Kuurne

2/27、ベルギーで行われたKuurne-Brussel-Kuurneを制したのはHetVolkを落としたビッグチームだった。
DiscoveryChannelproCyclingTeamとしての初勝利をジョージ・ヒンカピーがあげた。
190kmにわたるきつく、強風のレースは残り6kmでケビン・ヴァン・インプ(ChocoladeJacques)とヒンカピーの2人がアタックし、ゴールスプリントとなった。
(28 Feb 2005 CyclingNews)

10人のアタックが決まり、90km地点でのタイム差は4分。
登りでは雪の降るところもあった。
残り80kmあたりからQuickStepやDavitamon-Lottoが引き始め、メイン集団も3,40人になり、先頭集団とのタイム差も3'20"に縮まる。
案の定Kwaremontの登りで集団は分断され、ボーネン、フルスマンス、デ・ウィールト、タンキンク(QSD)、スティーグマンス、レゼムス、ヴァン・ペテヘム、マタン、バゲ(DVL) 、ヒンカピー、ルーストン(DSC)、クローン(RAB)、クリア(TMO)が追走集団となり山頂でデボルダー(DSC)を吸収。バーホーテン、ボーヘルス(DVL)、ヴァンインプ、ジョアキム、レンショウを含む9人も追走し、最終的にはおいついた。

Kuurne-Brussel-Kuurneには、Het Volkを逃したビッグチームから勝者が出ることがよくある。
今日はDiscovery Channel Pro Cycling Teamのジョージ・ヒンカピーが若いChocolade Jacquesの2人のスプリントで楽勝した。この2人はタフで強風だった190kmの終盤、残り6kmからアタックし、先頭集団を引き離した。
Davitamon-Lottoは先頭集団32人のうち、8人全員残っていたにもかかわらず、2人の逃げに乗り遅れレゼムスが単独3位にとどまった。

ヒンカピーは"Kuurne-Brussel-Kuurne"を制した初のアメリカ人となった。彼はすでに2001"Gent-Wevelgem"、2004"Driedaagse van De Panne"も優勝している。
「寒くて風が強くて荒れ模様の天候の中でのスーパーハードなレースだった」とヒンカピー。
「1日中戦闘状態だった。最後には風ですべての勢いが死んでいたので、アタックの全てが先頭でもコントロールできなかった。」とコメント。

ヒンカピーはヴァンインプについて「彼のことはよく知らないんだ。ダーク(*監督)は『彼の状態は良い』と言っていて、自分もまだ足が十分に残っていた。昨日ほど調子が良いとは感じていなかったけど。昨日はすごく調子が良いと感じていたけど(Het Volk30位)最後の登りに入ったとき、まだ65km残っていた。あの苦労を思うと今日は最後までいけると感じていた。」

「確かに、ジョージはこのエリアのレースが好きだ、寒いときでもね」と、ベルギーのこのエリア出身でDiscovery Channelの監督ダーク・デモルは語った。「Wevelgemはここから10kmしか離れてないし、de Panneも50kmくらいだし、だからヒンカピーの好きなエリアと言えるだろうね」

「私たちはレースをハードなものにしたかった」とデモルは言う。
「昨日(Het Volk)のように、チームのパフォーマンスは良かったが、最終的なリザルトには反映されなかった。今日は最後につながるように、いつもいい位置に誰かをおいておきたかった。今日の指示はできるだけ集団を伸ばすようにして、終盤でいい状況を作るように、というものだった。」

ゴールが近づくと、デモルはヒンカピーとデボルダーにゴールに備えて足をためておくように言った。それからデボルダーが、最後の15kmの間に6,7回アタックをした。「デボルダーの仕事はトム・ボーネン(Quickstep)を一人にすることだった」とデモル。
ヴァンインプとヒンカピーの2人が勝利へのアタックを決めるまでは、ルーストンが他のアタックをつぶした。

「私たちにとってすばらしい勝利だった」とデモル。「私が見たところ、ほぼ全員がとても良いレベルにある。今週末は私たちにとって最初の大きなテストだったわけだが、今日の勝利はすばらしいよ」

投稿者 akemi : 5:06 PM | トラックバック